2010年 02月 19日
愛の定義 |
今夜のソングライターズの再放送は矢野顕子。彼女の音楽は世界を見回しても唯一無二ではなかろうか?と思えてしまうほどの独創性を感じながら、しかも、その世界がたまらなく心地いい、極めて希な存在だと思います。
番組のホスト役の佐野元春は、「LOVE IS」(1993年)で 矢野が新約聖書の一節(コリントの信徒への手紙一、13章)に曲をつけていることをあげ、「愛と寛容が大事なテーマだと思う」と言います 。それに対し、矢野はその一節を『愛の定義』と考え、自分で考えるより適切と言います。
愛は忍耐強い。愛は情け深い。ねたまない。
愛は自慢せず、高ぶらない。
礼を失せず、自分の利益を求めず、
いらだたず、恨みを抱かない。
不義を喜ばず、真実を喜ぶ。
すべてを忍び、すべてを信じ、
すべてを望み、すべてに耐える。
愛は決して滅びない。
日本聖書協会発行『新共同訳聖書』1995年版
『コリントの信徒への手紙一、13章』より
矢野顕子 「LOVE IS」
矢野は言う。
「いきなり愛は我慢って言う。ここがいいなと思う。」
「愛って言うのは注ぎつづける、生まれつづけるもの。」
矢野は本当の事を知りたい人、探しつづける人に自分の歌を聞いて欲しいとも言い、シンパシーを感じるところでもありますが、愛を注ぎつづける者がどういう立ち位置にいるかは気になるところで、やはり「不義を喜ばず」って肝要だと思う。
しかし「ごはんができたよ」(1980年)では、その「不義なる者」にも寛容な姿勢を見せていました。
『義なる者の上にも 不義なる者の上にも
静かに夜は来る みんなの上に来る』
矢野顕子 「ごはんができたよ」
私はまだまだ「愛と寛容」について修行が足りないのかな・・・。少なくとも真実を探し続ける者ではありたいな。
番組のホスト役の佐野元春は、「LOVE IS」(1993年)で 矢野が新約聖書の一節(コリントの信徒への手紙一、13章)に曲をつけていることをあげ、「愛と寛容が大事なテーマだと思う」と言います 。それに対し、矢野はその一節を『愛の定義』と考え、自分で考えるより適切と言います。
愛は忍耐強い。愛は情け深い。ねたまない。
愛は自慢せず、高ぶらない。
礼を失せず、自分の利益を求めず、
いらだたず、恨みを抱かない。
不義を喜ばず、真実を喜ぶ。
すべてを忍び、すべてを信じ、
すべてを望み、すべてに耐える。
愛は決して滅びない。
日本聖書協会発行『新共同訳聖書』1995年版
『コリントの信徒への手紙一、13章』より
矢野顕子 「LOVE IS」
矢野は言う。
「いきなり愛は我慢って言う。ここがいいなと思う。」
「愛って言うのは注ぎつづける、生まれつづけるもの。」
矢野は本当の事を知りたい人、探しつづける人に自分の歌を聞いて欲しいとも言い、シンパシーを感じるところでもありますが、愛を注ぎつづける者がどういう立ち位置にいるかは気になるところで、やはり「不義を喜ばず」って肝要だと思う。
しかし「ごはんができたよ」(1980年)では、その「不義なる者」にも寛容な姿勢を見せていました。
『義なる者の上にも 不義なる者の上にも
静かに夜は来る みんなの上に来る』
矢野顕子 「ごはんができたよ」
私はまだまだ「愛と寛容」について修行が足りないのかな・・・。少なくとも真実を探し続ける者ではありたいな。
by DEPTH-TRUCT
| 2010-02-19 01:35
| 雑 記