2012年 03月 23日
幸せの掴み方 |
日本の昔話「わらしべ長者」は、正直者で貧しい男が、すがる想いで観音様にお祈りし、お告げ通りにしたところ、一本のわら〜みかん3個〜きれいな絹の布〜馬〜長者の娘を嫁にと、持っていたモノ以上のモノと交換して行く事で幸せを手に入れると言うお話。
「わらしべ長者」
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Gaien/7211/Japanese/warashibej.html
これは、我々には馴染み深くわかりやすいお話。ところが、ブータンには全く逆のお話があるそうです。
■ヘレヘレじいさん
ある日、おじいさんが畑を耕していると大きなトルコ石を発見する。「これを売ればお金持ちだ!」と思ったおじいさんは市場に向かうのですが、途中で出会う人々となぜか物々交換を・・・まずトルコ石を馬と交換し、その馬を老牛と、老牛を羊と、羊を鶏と交換してしまうのです。
最後には、楽しそうな歌を歌っている村人と出会って、その歌と鶏を交換してしまうのです(笑)。おじいさんは、その歌を歌いながら村で暮らしていると、廻りに人が集まって、村人に慕われながら、貧しくとも楽しく暮らしましたとさ。
このおじいさんは明らかに自分の持ってるモノ以下のモノと交換し、最後にはモノさえなくなってしまう。普通にこの話しを聞くとと???となってしまいそうですが、それでも最後に手入れた「歌」を歌う事で、人々に慕われ幸せになる行に素朴な幸せ感を覚えます。
『手の中になくても、幸せである事は難しい訳ではない。』
・・・
今日生まれたあなたが、
人様に幸せを与え、授かりますように。
by DEPTH-TRUCT
| 2012-03-23 00:00
| 雑 記