2012年 03月 30日
悲しみは美しい |
今週、大学のクラブの後輩から訃報の知らせがあった。10万人に1人の発病率という多発性骨髄腫という難病と二年ほど闘った彼の事だった。6年ほど下だったので実際に会うことは叶わなかったが、彼の同期から折々にクラブのメーリングリストに知らせがあったので気になっていた。以前、かなり良くなって自宅療養になったと報告があったので安心していたのだが・・・。
OB連中も気に掛けていたので、お通夜だけ顔を出してきた。
一通り式が終わった後、会場の横の部屋に棺を運び込み、クラブの同期が中心になって会社の方々も交え、偲ぶ会が始まった。私もお誘いをいただいたので少しだけ寄らせてもらうことにした。
すでに偲ぶ会の準備がされており、ざっと30人ほどが彼を偲んで席に着いた。献杯で始まった会はじつに不思議な空間だった。皆、悲しみを抱えつつも数十年ぶり会う顔と旧交を暖め、笑顔すらあった。じつはそれが彼が望んでいた事だと言う。
2年に及ぶ苦しい闘病生活で彼は様々に感じ考え思ったに違いない。そのひとつがこの会だったのだろう。きっと部屋の少し上の方で一緒に楽しんだに違いない。
このブログでは何度も『悲しみは美しい』と書いてきたが、まさにそんな風景だった。彼も、家族はもちろん、いい仲間にも巡り会ったんだなとしみじみ思うお通夜でした。
心よりお悔やみ申し上げます。
OB連中も気に掛けていたので、お通夜だけ顔を出してきた。
一通り式が終わった後、会場の横の部屋に棺を運び込み、クラブの同期が中心になって会社の方々も交え、偲ぶ会が始まった。私もお誘いをいただいたので少しだけ寄らせてもらうことにした。
すでに偲ぶ会の準備がされており、ざっと30人ほどが彼を偲んで席に着いた。献杯で始まった会はじつに不思議な空間だった。皆、悲しみを抱えつつも数十年ぶり会う顔と旧交を暖め、笑顔すらあった。じつはそれが彼が望んでいた事だと言う。
2年に及ぶ苦しい闘病生活で彼は様々に感じ考え思ったに違いない。そのひとつがこの会だったのだろう。きっと部屋の少し上の方で一緒に楽しんだに違いない。
このブログでは何度も『悲しみは美しい』と書いてきたが、まさにそんな風景だった。彼も、家族はもちろん、いい仲間にも巡り会ったんだなとしみじみ思うお通夜でした。
心よりお悔やみ申し上げます。
by DEPTH-TRUCT
| 2012-03-30 01:34