2006年 05月 14日
楡・ニレの木 |
「奥の細道」最終地、岐阜県大垣市船町の住吉灯台の近くに「はるにれ」という喫茶店があります。落ち着いた感じの美味しい炭火焙煎珈琲を出す店です。もう10年くらい前になりますが、友達にいい店だと教えてもらい、出掛けたことがあります。
こじんまりとしたお店でしたが、確かに居心地のいいお店でした。そこで丘の上に立つ一本の”ハルニレの大木”の写真を見ました。悠然と立つその大木が今でも印象に残っています。
『原っぱに ひとり立つ 楡(ニレ)の木』
・・・まさにそんな写真でした。
楡・ニレの木はニレ科ニレ属の落葉広葉樹。環孔材。エルムとも呼ばれ、北半球の暖帯から温帯に分布し、北海道の平地でよく育つはハルニレで、ハルニレは本州以南の温帯林や亜寒帯林にも、ほかの落葉広葉樹と混生しますが、本州以南に通常見られるのは、アキニレのほうです。名の由来はニレの木の樹液がネバネバしていて「ぬれの木」といわれたことが後に転訛して”ニレの木”になったという説があるそうです。一般に言うニレは、ニレ科の樹木の総称で、「ハルニレ」「アキニレ」の他「オヒョウ」などがあります。
辺心材の境界は明瞭で、辺材は黄白色、心材は淡褐色。木目は明瞭で美しく、 材はやや重硬で加工はやや困難。ねばりがあるので曲木に適します。
気乾比重 : 0.42〜0.71 平均値 0.59 。独特の香りと光沢があり耐久性に優れ、塗装後は欅(ケヤキ)に似ており木目が美しく化粧的価値があります。框、式台、家具材、造作材、ベニヤ材、器具材、車両材、枕木など、他にも幅広く用いられ、江戸時代の辞書には、手斧の柄はニレ(楡)がよく、次いでエンジュ(槐)、ケヤキがよいと記されていたそうです。因にアイヌの織物「アッシ」は、同じニレ属のオヒョウの樹皮からつくられていたそうです。
また、楡の木は25mぐらいの高木になり、樹形は広がる形で特徴あり、左右不対称の小さな葉がかわいらしいアキニレは(春楡より小さいのが特徴です。)街路樹としてよく植えられます。
ちなみに「春楡(はるにれ)」は春に開花するから春楡。秋楡は9月頃開花し、11月頃に実をつけます。
こじんまりとしたお店でしたが、確かに居心地のいいお店でした。そこで丘の上に立つ一本の”ハルニレの大木”の写真を見ました。悠然と立つその大木が今でも印象に残っています。
『原っぱに ひとり立つ 楡(ニレ)の木』
・・・まさにそんな写真でした。
楡・ニレの木はニレ科ニレ属の落葉広葉樹。環孔材。エルムとも呼ばれ、北半球の暖帯から温帯に分布し、北海道の平地でよく育つはハルニレで、ハルニレは本州以南の温帯林や亜寒帯林にも、ほかの落葉広葉樹と混生しますが、本州以南に通常見られるのは、アキニレのほうです。名の由来はニレの木の樹液がネバネバしていて「ぬれの木」といわれたことが後に転訛して”ニレの木”になったという説があるそうです。一般に言うニレは、ニレ科の樹木の総称で、「ハルニレ」「アキニレ」の他「オヒョウ」などがあります。
辺心材の境界は明瞭で、辺材は黄白色、心材は淡褐色。木目は明瞭で美しく、 材はやや重硬で加工はやや困難。ねばりがあるので曲木に適します。
気乾比重 : 0.42〜0.71 平均値 0.59 。独特の香りと光沢があり耐久性に優れ、塗装後は欅(ケヤキ)に似ており木目が美しく化粧的価値があります。框、式台、家具材、造作材、ベニヤ材、器具材、車両材、枕木など、他にも幅広く用いられ、江戸時代の辞書には、手斧の柄はニレ(楡)がよく、次いでエンジュ(槐)、ケヤキがよいと記されていたそうです。因にアイヌの織物「アッシ」は、同じニレ属のオヒョウの樹皮からつくられていたそうです。
また、楡の木は25mぐらいの高木になり、樹形は広がる形で特徴あり、左右不対称の小さな葉がかわいらしいアキニレは(春楡より小さいのが特徴です。)街路樹としてよく植えられます。
ちなみに「春楡(はるにれ)」は春に開花するから春楡。秋楡は9月頃開花し、11月頃に実をつけます。
by DEPTH-TRUCT
| 2006-05-14 20:03
| 雑 記