2009年 03月 31日
遠いもの |
今回はハガキを貰いながら伺えるか微妙だったのですが、僅かでしたが立ち寄る事が出来ました。
窓辺に飾られた、先の丸い円筒形のガラスケースに入った木製のスケッチ用の人形は、生まれた頃の時間の衣を纏って踊っているようだったし、立体に組み立てられた金属製のロウソク立ては、モダンな面持ちで懐かしい未来を醸し出していた。
また、生クリームをスポンジケーキに伸ばす時などに使うパテの木製のような柄の部分のしっとり感はどうしてだろうと尋ねたら、「角だと思います。」と言われ、使い込まれて手に馴染んだ触感がたまらなくいい感じでした。
■ 遠いもの
パリやその周辺には数多くの骨董屋さんがあって、それだけ日々の暮らしの中でアンティークが今も息づき、日本でも同じように骨董を愛でる習慣は古くからありました。
「人は何故、アンティークに魅かれるのか」
人は宇宙・生命・古代など、実際に今見られない「遠いもの」に想いを巡らしてきました。それは時間を内包するものへの憧れ・・・。じつは、存在するすべてのモノは時間を内包するものです。そう、自他の間にその関係を見いだし、慈しむ心、行為、方法なのかもしれません。
私の創り出す建物や環境が、アンティークのようにいつまでも心地よく愛され続けるものでありたいと思います。
窓辺に飾られた、先の丸い円筒形のガラスケースに入った木製のスケッチ用の人形は、生まれた頃の時間の衣を纏って踊っているようだったし、立体に組み立てられた金属製のロウソク立ては、モダンな面持ちで懐かしい未来を醸し出していた。
また、生クリームをスポンジケーキに伸ばす時などに使うパテの木製のような柄の部分のしっとり感はどうしてだろうと尋ねたら、「角だと思います。」と言われ、使い込まれて手に馴染んだ触感がたまらなくいい感じでした。
■ 遠いもの
パリやその周辺には数多くの骨董屋さんがあって、それだけ日々の暮らしの中でアンティークが今も息づき、日本でも同じように骨董を愛でる習慣は古くからありました。
「人は何故、アンティークに魅かれるのか」
人は宇宙・生命・古代など、実際に今見られない「遠いもの」に想いを巡らしてきました。それは時間を内包するものへの憧れ・・・。じつは、存在するすべてのモノは時間を内包するものです。そう、自他の間にその関係を見いだし、慈しむ心、行為、方法なのかもしれません。
私の創り出す建物や環境が、アンティークのようにいつまでも心地よく愛され続けるものでありたいと思います。
by DEPTH-TRUCT
| 2009-03-31 13:19
| 雑 記