2005年 03月 26日
都市型地震の災害 |
また地震がありました。新潟〜インド洋〜福岡と大きな地震がかなり頻繁に起こっています。そんな中、先日の福岡の地震のニュースを見ていて”危ないな”と思った事があります。それはビルの多い街中で、地震があった直後に多くの人達が外のしかもビル側に、ひさしもない所にたむろしているのです。
今回、地震によって落下したガラスは正に凶器になりました。たまたま休日でしたので、奇跡的にごくごく少数しかけが人が出ませんでしたが、もし平日の朝夕だったならばと考えると恐ろしくなります。
ガラスが落下したビルは1961年完成らしく、そこに使われていたハメ殺し窓の窓枠とガラスの充填材は堅い”パテ”で柔軟性がなく、力が大きくガラスに伝わってしまったためです。現在では柔軟性のあるシーリング材が使用されている上に、大きなビルでは外壁を独立して建物構造部に取り付ける”カーテンウォール”を使用しているため、その間で揺れを吸収し、直接ガラスに力が掛かりにくくなっています。
しかし、地震は天災。建築基準法も大きな地震の度に構造規定などが強化されます。新しく建てられたものは確かに安全率が高いのですが過信は禁物です。
因に割れたガラスが飛散する距離は、ビルの高さの半分とも、同じ高さぐらいとも言われるそうですので十分に注意したいものです。
最近は住宅でも大きな窓ガラスが使われますが、必ず”飛散防止フィルム”などを貼るようにしています。もちろんフィルムはサッシにはめ込む前にガラスに貼ります。もし、ガラスを嵌めてから貼りますと、かえって大きな固まりごと落ちやすくなるからです。こういう当たり前の想像力が災害を小さくできると思います。それは普段の備えそのものの発想なのだと思います。
今回、地震によって落下したガラスは正に凶器になりました。たまたま休日でしたので、奇跡的にごくごく少数しかけが人が出ませんでしたが、もし平日の朝夕だったならばと考えると恐ろしくなります。
ガラスが落下したビルは1961年完成らしく、そこに使われていたハメ殺し窓の窓枠とガラスの充填材は堅い”パテ”で柔軟性がなく、力が大きくガラスに伝わってしまったためです。現在では柔軟性のあるシーリング材が使用されている上に、大きなビルでは外壁を独立して建物構造部に取り付ける”カーテンウォール”を使用しているため、その間で揺れを吸収し、直接ガラスに力が掛かりにくくなっています。
しかし、地震は天災。建築基準法も大きな地震の度に構造規定などが強化されます。新しく建てられたものは確かに安全率が高いのですが過信は禁物です。
因に割れたガラスが飛散する距離は、ビルの高さの半分とも、同じ高さぐらいとも言われるそうですので十分に注意したいものです。
最近は住宅でも大きな窓ガラスが使われますが、必ず”飛散防止フィルム”などを貼るようにしています。もちろんフィルムはサッシにはめ込む前にガラスに貼ります。もし、ガラスを嵌めてから貼りますと、かえって大きな固まりごと落ちやすくなるからです。こういう当たり前の想像力が災害を小さくできると思います。それは普段の備えそのものの発想なのだと思います。
by DEPTH-TRUCT
| 2005-03-26 20:54
| 建築雑記