2005年 01月 02日
参道の砂利 |
毎年岡崎にいる姉夫婦と両親とで熱田神宮へお参りに行きます。私は名古屋へ行く通り道なのでたまに寄りますが静かないつもの参道とは違い、屋台など出て賑やかなのもお正月らしくていいものです。
普段に来ると良く判りますが、通うようになってこの参道の砂利を踏み締めながら気付いた事があります。それはこの砂利が良く出来た”装置”なんだと言う事です。恐らくは雨など降っても足下が緩まないようにという実用的な配慮だと思うのですが、それだけでなく、踏み締める度に”ジャリ”と鳴るのです。しかも一歩づつ踏み出す度に。
祈りとは神と対話しつつ同時に、自分との対話でもあるのだと思います。祈りの場に向かう途中、足を踏み出す度に”ジャリ”っという己の音を聴きながら、自己へと向かい易くしているのだと思います。
先人達は単純にして効果的な装置として砂利を捲いてるように思えてなりません。そんなさり気ない工夫を学び日々の生活や仕事に活かしていきたいと思います。
by DEPTH-TRUCT
| 2005-01-02 11:11
| 雑 記