2014年 01月 03日
年頭ににあたって |
<慈しみが風景に溢れますように>
個人的に私は「愛」よりも「慈しみ」を尊んでいます。
それは、「愛」は”生”の中にあって、「慈しみ」は”死”に括られる。「愛」は”見える世界”によって育まれ、「慈しみ」は”見えない世界”によって育まれる、と感じているからです。
♪こなごなに砕かれた 鏡の上にも
新しい景色が 映される♪
(千と千尋の神隠し-「いつも何度でも」より)
この「いつも何度でも」の歌詞にある”鏡”は「愛」で、時に砕かれたり壊れたりと形を変えますが、そこに映される”新しい景色”は、こなごなに砕かれた死を受け止める明き清き直き心によって、それらを風景として俯瞰する「慈しみ」へと昇華される。そんな風にこの歌を聴いています。
そんな「慈しみ」が私の廻りの風景に溢れるように、これからも努力して行きたいと願い、今年の手帳に書き込んだ正月二日でした。
by DEPTH-TRUCT
| 2014-01-03 07:52
| 雑 記