2005年 11月 22日
良質とは |
今回の構造計算書偽造事件は、思った通り大きな問題に進展しています。
普通では考えられない行為、明らかな『犯罪』です。
私はこれを契機に、もう少し価値観が変わればいいと思います。
今回の建物も補強するにしろ、取り壊すにしろ莫大な資金が必要です。
そもそも基本的人権でもある住まいが、過剰なまでに経済を
牽引している、せざるを得ない状況そのものに問題があり、
狭い敷地に飛び抜けて高い建物が建てられる事にも問題があるとさえ思っています。
地震国である日本で、今後多くのマンションの立替え時期を迎えた時に
特に分譲マンションは二の足を踏むのは、阪神淡路を見てもわかります。
そしてそのまま放置された建物は”人的被害を受けやすい建物”として
”負の遺産”の様相を呈しそうです。
これは都市計画と言う、当初の思惑を離れ、
アメリカ型経済至上主義のみが肥大した、”後遺症”のような姿とも言えそうです。
今後著しい経済の発展は期待できず、ほぼ横ばいの状態が続くであろう状況では
循環型コストパフォーマンスに優れた、良質な建物ストックが要求されるでしょう。
今のような自分勝手ともとられそうなコンセプトでは
これからの”良質”、心地のいい風景は得られないと思います。
経済的にも”お互いさま=シェア”の考え方が重要視されるべきです。
もう一度”良質とは何か”を皆さんにも考えて貰うきっかけになればいいと思います。
普通では考えられない行為、明らかな『犯罪』です。
私はこれを契機に、もう少し価値観が変わればいいと思います。
今回の建物も補強するにしろ、取り壊すにしろ莫大な資金が必要です。
そもそも基本的人権でもある住まいが、過剰なまでに経済を
牽引している、せざるを得ない状況そのものに問題があり、
狭い敷地に飛び抜けて高い建物が建てられる事にも問題があるとさえ思っています。
地震国である日本で、今後多くのマンションの立替え時期を迎えた時に
特に分譲マンションは二の足を踏むのは、阪神淡路を見てもわかります。
そしてそのまま放置された建物は”人的被害を受けやすい建物”として
”負の遺産”の様相を呈しそうです。
これは都市計画と言う、当初の思惑を離れ、
アメリカ型経済至上主義のみが肥大した、”後遺症”のような姿とも言えそうです。
今後著しい経済の発展は期待できず、ほぼ横ばいの状態が続くであろう状況では
循環型コストパフォーマンスに優れた、良質な建物ストックが要求されるでしょう。
今のような自分勝手ともとられそうなコンセプトでは
これからの”良質”、心地のいい風景は得られないと思います。
経済的にも”お互いさま=シェア”の考え方が重要視されるべきです。
もう一度”良質とは何か”を皆さんにも考えて貰うきっかけになればいいと思います。
by DEPTH-TRUCT
| 2005-11-22 12:40
| 建築雑記