2007年 04月 25日
「逝き方」を考える |
いつも食事時に見るNHKの「クローズアップ現代」はタイムリーで痒い所に手が届くような話題を伝えてくれる貴重な番組。今回は「遺産は誰に?〜急増する相続トラブル〜」がテーマです。
我家は”資産”と言う字が辞書にない家庭なので、まったく関係ないのですが、ここ十年で家庭裁判所に持ち込まれる相談は1 .7倍の11万件にもなり、特に5000万以下の相続だけが伸びているそうです。それは「相続問題」が身近になったと言う証です。
■介護と遺産
問題はいくつかあるのですが、多いのが”親の介護をみた者・みなかった者”の差をどう考えるのか、と言う問題。確かに介護は肉体的、精神的にも大変で、もちろん家計だって大変になります。
しかし、そもそも”遺産は介護の対価”なのでしょうか?
確かにそう言う考え方もあるでしょうが、なにか違う気がして、しっくりきません。親は子に”無償の愛”を注ぎますが、その子は親にどう返したら良いのでしょうか。
もちろん、自分の子供達に”受けた恩を返す”ことが普通でしょうが、残された遺産のために兄弟姉妹が争うのは本末転倒だと思うのです。
■ステップファミリーの憂鬱
昨今の再婚率の増加を受けて、血縁のない新しい家族像が模索されてはいるものの、まだ完全にその新しい家族像が確立されている訳ではありません。
本来血縁のある両親が築いた資産を、親の新しい配偶者に1/2も相続される事に対する納得が、子供や親族からなかなか得にくい場合が見られるようです。
■家族像の崩壊
つまり、上記に共通している事は「今までの家族像の崩壊」を意味しており、問題解決のためには基本的にどう言う家族関係を築いてきたのか、という問題になろうかと思います。
また、”離婚”という言葉も、暗に夫婦の問題と言う捕らえ方をされがちですが、本質的に現段階では「家族の崩壊」と捕らえるべきでしょう。多くの場合、子供までいるのであれば良く考える必要がありそうです。もちろん、DVなどやむを得ない場合もあります。
いずれにしても、相続ひとつを見ても「逝き方」を考えねばならず、結果、それはまさに「生き方」を問われていると言う事になるんですね。
我家は”資産”と言う字が辞書にない家庭なので、まったく関係ないのですが、ここ十年で家庭裁判所に持ち込まれる相談は1 .7倍の11万件にもなり、特に5000万以下の相続だけが伸びているそうです。それは「相続問題」が身近になったと言う証です。
■介護と遺産
問題はいくつかあるのですが、多いのが”親の介護をみた者・みなかった者”の差をどう考えるのか、と言う問題。確かに介護は肉体的、精神的にも大変で、もちろん家計だって大変になります。
しかし、そもそも”遺産は介護の対価”なのでしょうか?
確かにそう言う考え方もあるでしょうが、なにか違う気がして、しっくりきません。親は子に”無償の愛”を注ぎますが、その子は親にどう返したら良いのでしょうか。
もちろん、自分の子供達に”受けた恩を返す”ことが普通でしょうが、残された遺産のために兄弟姉妹が争うのは本末転倒だと思うのです。
■ステップファミリーの憂鬱
昨今の再婚率の増加を受けて、血縁のない新しい家族像が模索されてはいるものの、まだ完全にその新しい家族像が確立されている訳ではありません。
本来血縁のある両親が築いた資産を、親の新しい配偶者に1/2も相続される事に対する納得が、子供や親族からなかなか得にくい場合が見られるようです。
■家族像の崩壊
つまり、上記に共通している事は「今までの家族像の崩壊」を意味しており、問題解決のためには基本的にどう言う家族関係を築いてきたのか、という問題になろうかと思います。
また、”離婚”という言葉も、暗に夫婦の問題と言う捕らえ方をされがちですが、本質的に現段階では「家族の崩壊」と捕らえるべきでしょう。多くの場合、子供までいるのであれば良く考える必要がありそうです。もちろん、DVなどやむを得ない場合もあります。
いずれにしても、相続ひとつを見ても「逝き方」を考えねばならず、結果、それはまさに「生き方」を問われていると言う事になるんですね。
by DEPTH-TRUCT
| 2007-04-25 23:05
| 雑 記