2007年 04月 28日
多情仏心 |
先日、テレビで「情けの多い人は、恨みも多い」と三輪明宏さんの言葉を聴きながら、己に投影していました。たぶん、私も”情け”或いは”愛情”と言ってもいいかもしれませんが、多い方かもしれず、しかるに、人様から見れば”恨み”も多い人と思われるのかもしれません。
■博愛衆に及ばず
では、”恨み”が多いかと言われれば、正直あまり思い当たる節が見当たらず、ただ、強いて言えば、人の道に外れながら開き直り、それを押し付ける者には辟易したりはします。
「博愛衆に及ばず」
自分は大きく見守っているのつもりでも、
相手によっては恨みになって返ってくる。
当り前に”美しい生き方をして欲しい”と願うことが、相手にとってはその大切さに気がつかず、かえって、その想いを恨みと感じているのかも知れません。
■我欲
ただ、私が願う”美しい生き方をして欲しい”とは「我欲」ではないのかと問われるかもしれません。我欲は煩悩を掻き立てる・・・
「軽やかな心」(http://www.hokuriku.ne.jp/genkai/karoyaka.htm)を拝見すると、どうやら時折私の言う「困ったもんだ…」と言う言葉も”愚痴”に聞こえる・・・。いや、知らず知らずに愚痴っていたのかもしれません。
私が真剣に”美しい生き方をして欲しい”と願うのであれば、”愚痴”を捨て、”我欲”を排除しなければなりません。反省し即座に実践しましょう。
■仏心
確かに”我欲”を持ち、自分を中心とするから少なからず悩むのであって、仏心に目覚めれば苦労も生き甲斐に変わると言います。
「仏心とは四無量心是なり」
「四無量心」 とは、直訳すれば 「四つのとてつもなく大きな心」 ということで、具体的には 「慈・悲・喜・捨」 であり、それぞれ「慈悲」 「喜捨」 と言ったりもします。
慈 : 人に幸福を与えようとする慈しみの心。
悲 : 人の悲しみを共に悲しみ、それを取り除いてやろうとする心。
喜 : 人の幸せを我が幸せとして、共に喜ぶ心
捨 : 人々を平等に分け隔てなくみる心
「慈・悲・喜」を持って「捨て去る事」。「捨」は捨て去り、縛られなくなって始めて”平等に分け隔てなくみる心”が生まれ、それはつまり『無心』と言う境地をあらわしているのでしょう。
■多情仏心
私の想いに”曇り”という隙をつくらず、”我欲”を捨て”無心”を心掛ける事が肝要のようです。
人の善し悪し眼に立つうちは、
恥じて修行に精出しゃれ(白隠禅師)
人様の幸せを願うのであれば、情けが多くても無心であるためにもっと修行が必要なのですね。「多情多恨」から様々に教えられました。
■博愛衆に及ばず
では、”恨み”が多いかと言われれば、正直あまり思い当たる節が見当たらず、ただ、強いて言えば、人の道に外れながら開き直り、それを押し付ける者には辟易したりはします。
「博愛衆に及ばず」
自分は大きく見守っているのつもりでも、
相手によっては恨みになって返ってくる。
当り前に”美しい生き方をして欲しい”と願うことが、相手にとってはその大切さに気がつかず、かえって、その想いを恨みと感じているのかも知れません。
■我欲
ただ、私が願う”美しい生き方をして欲しい”とは「我欲」ではないのかと問われるかもしれません。我欲は煩悩を掻き立てる・・・
「軽やかな心」(http://www.hokuriku.ne.jp/genkai/karoyaka.htm)を拝見すると、どうやら時折私の言う「困ったもんだ…」と言う言葉も”愚痴”に聞こえる・・・。いや、知らず知らずに愚痴っていたのかもしれません。
私が真剣に”美しい生き方をして欲しい”と願うのであれば、”愚痴”を捨て、”我欲”を排除しなければなりません。反省し即座に実践しましょう。
■仏心
確かに”我欲”を持ち、自分を中心とするから少なからず悩むのであって、仏心に目覚めれば苦労も生き甲斐に変わると言います。
「仏心とは四無量心是なり」
「四無量心」 とは、直訳すれば 「四つのとてつもなく大きな心」 ということで、具体的には 「慈・悲・喜・捨」 であり、それぞれ「慈悲」 「喜捨」 と言ったりもします。
慈 : 人に幸福を与えようとする慈しみの心。
悲 : 人の悲しみを共に悲しみ、それを取り除いてやろうとする心。
喜 : 人の幸せを我が幸せとして、共に喜ぶ心
捨 : 人々を平等に分け隔てなくみる心
「慈・悲・喜」を持って「捨て去る事」。「捨」は捨て去り、縛られなくなって始めて”平等に分け隔てなくみる心”が生まれ、それはつまり『無心』と言う境地をあらわしているのでしょう。
■多情仏心
私の想いに”曇り”という隙をつくらず、”我欲”を捨て”無心”を心掛ける事が肝要のようです。
人の善し悪し眼に立つうちは、
恥じて修行に精出しゃれ(白隠禅師)
人様の幸せを願うのであれば、情けが多くても無心であるためにもっと修行が必要なのですね。「多情多恨」から様々に教えられました。
by DEPTH-TRUCT
| 2007-04-28 23:48
| 雑 記